書評:石井清純ー禅問答入門

これは図書館で借りてきた本

本当は”公案”について知りたかったんだけど、
地元の図書館がちっちゃいから蔵書の数は多くない。だから”公案”で検索をかけても検索に引っかからない、そこで”禅問答”で 検索をかけたらこの本に引っかかった。ちなみに ”公案” とはなんぞや? それは各自ネットや辞書で調べてくれ。

他所の評価を気にしても仕方ないのだがAmazonでの評価は良好、オレもアマのコメントの内容には同意。ざっくりいうとタイトルの通り入門にふさわしく読みやすく、分かりやすいと思う。それでいて内容は知識や教養として十分に使えるので読んで損はない。著者が学のある専門家だから信頼性も高いと思う。 

”知識や教養として使えるか”オレの中の判断基準は論文の出典として使えるレベルかであって、客観性や信憑性の部分を重視している。例えば専門家や学者であってもその世界で認められていない、実務実績が少ない人の著書は認めていない。もちろん内容が良ければ認める。ただ専門家や学者が書いたからという理由で本の内容を信じたり、支持することは無いということだ。個人の主観で溢れたエッセィや小説と変わらない専門家や学者の著書は世の中少なくない。

詳細に関してはまた何かの機会に書くかもしれないが細かい専門レベルには不適だが、タイトルの通り入門としてはなかなかオススメできる内容だった。日本語も癖が無くて読みやすい

そんなわけで、禅問答や考案というと、実生活と結びつかないように見えるけど、かなり実生活に応用できるし、社会から教育やモラル、マナーや道徳といったものが蔑ろにされていく現代こそこうした考えが尚更大事になってくる。

物事の答えというのはネットにあるもんじゃないし、簡単に得られるもの、直ぐに分かるものばかりじゃない。むしろ大事なこと、分かったつもりのもの程分かっていないもんだ。答えはネットやマニュアルにあると思い込んでいるお手軽レンチン志向の現代人こそ禅問答的問題解決のアプローチは有効だと思う。

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