リアル vs レースシム論争

レースシムの練習が実際に役立つか、という議論は昔からあるし、今のようにコンピューターやコントローラーが進化して実車と遜色ない、実車の運転技術にフィードバック出来るという話しも分かる。しかし、シミュレーターはプログラマーが作ったもの過ぎず、人が作ったものである以上ソフトのバグがあるかもしれないし、全ての物理法則を計算しているわけではない、というかそんなことしたら大変な計算量になりそんなことはコンピューターに出来るはずがない、つまりはリアルとシムが完全にイコールではないというのも当然。

リアル至上主義への反論も考えてみる。シミュレーターなら事故っても損をするのは電気代や時間くらいだから思い切った操作が出来るのは当然、実車の場合は事故が怖くて思い切ったことは難しいはずだ、つまりは限界ギリギリの領域で操作出来ているかというと疑問符がつく。

また実車だからと言ってもそれが設計者や所有者が期待する正しい挙動をしているとは限らない。故障や経年劣化、整備不良や部品の変形等で本来の動きをしていないことも当然あり、間違った状態を正しいと思いこんでしまうことは実車でもありうることである。

一方でシミュレーターの内部計算(コントローラーの機械的な故障は除く)は電気信号処理であり、CPUやメモリの故障が0とは言えないものの、機械的なものに比べれば故障の確率は低く、決めたれた通りに計算し決められた通りのシミュレーション結果を出してくれる。

レースシムに限らず、レースシムからシミュレーターに階層を一つ上げて考えても通用するテーマになるとは思うが、結局のところリアルが優位であることは否定しないが、シミュレーターが技術向上やリアルの再現性において有効であることも確かである。

様々な視点から見ることが出来たり、各種パラメーターを数値や文字で定量化してくれる点はシミュレーターにしか出来ない強みである。結局はどちらも長短ある という当たり前の結論になってしまう。

Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

タイトルとURLをコピーしました