普通のスーパーに売られている酒だが見た瞬間にビビッと来るものがあった。少々褒め過ぎな気もするが、酒の有るべき姿だと思う。
酒というのは腐った植物である。植物の糖分を微生物が分解してアルコールをつくるわけだ。
植物は新鮮で余計な添加物が入っていない方が良い、つまりいい酒を造りたければ歴史があってその土地で長く獲れてきた農作物を使うのがベストだと思う。だからコメから作る日本酒は美味いし南国のサツマイモで作る芋焼酎は当然のごとく美味い。
果実ベースとなるとワインになり、ぶどうが原材料になるわけだがぶどうのワインはどうも違うと思っていた。山梨県ではぶどうが穫れてワイン工場もあるわけだが、ワインと言うとヨーロッパがルーツのイメージがある。
ぶどうはここ100年くらいの外来種かと思っていたが、Wikipediaによると歴史の長い果物なのでワインが洋酒ということもないのかなと思えてきた。
甲州 (ブドウ) – Wikipedia
本題に入るがオレの中ではぶどうよりはりんごのほうが日本の果物というイメージが強い。海外では日本のりんごがプレミアム価格で販売されている。アメリカや他の国のりんごを食ったことがある、甘み、食感、香り、日本のりんごは世界一だと思う。
果実酒は日本を代表する果物であるりんごから作るべきだと思っていたし、なぜワインは葡萄しか無いのだろうかと思っていたら、単にオレが知らなかっただけでりんごのワインは昔から作られていたことが分かりこうして買ったわけだ。
味に関してはレビュー記事やブログに譲るとして、感想としてはオレの期待した通りの味だった。人によっては甘すぎてジュースやシロップっぽいと感じる人もいるだろうが何かで割って飲むにはこれくらい強い甘みが丁度いい。
最初はストレートで飲み、次は温めて飲んだ。温めて飲むとアルコールの蒸気が器官を程よく伝う、冬場は甘酒のように身体の中がホカホカする。
いかんせん強い甘みのせいもあり飲みすぎてしまい、小一時間後に腹痛と気分の悪さが襲ってきた。アルコール度数は22%とワインや日本酒より高い。そりゃストレートで飲めば悪酔いするのも当然。
夏場は炭酸割り、冬場はお湯割りなんかが楽しく飲めると思う。甘さに惑わ割れてついグイグイ行ってしまうので要注意。
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